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【シリーズ映画紹介】『ジョン・ウィック』第1作|復讐の美学と最強アクション

シリーズ映画には、一作目から世界観が広がり、キャラクターが成長する楽しさがあります。

そんな魅力的なシリーズ映画を深掘りする特集を始めます!

第一弾は、復讐をテーマにしたアクションの最高峰『ジョン・ウィック』。その魅力を存分にお伝えします!

1. あらすじ|失ったものへの復讐が幕を開ける

愛する妻を病で亡くし、喪失感の中で静かに暮らしていた元殺し屋ジョン・ウィック。

妻が残した最後の贈り物である子犬と過ごす日々が、わずかな癒しとなっていました。

しかし、ある日ロシアンマフィアのボスの息子がジョンの家に押し入り、愛車を奪い、さらに大切な子犬の命まで奪ってしまいます。

その瞬間、ジョンの中で何かが切れ、彼の怒りと悲しみが爆発。

かつて裏社会で伝説と呼ばれた殺し屋ジョン・ウィックが、再び復讐のために立ち上がります。


2. 見どころ1|スタイリッシュなアクションと「ガンフー」の美学

『ジョン・ウィック』最大の魅力といえば、スタイリッシュなアクションシーンです。

この作品では、「ガンフー」(ガン+カンフー)と呼ばれる独自の戦闘スタイルが特徴的。銃撃戦に格闘技を融合させたこのスタイルは、観客を圧倒し、一瞬たりとも目を離せない緊張感を生み出します。

特に印象的なのが、ナイトクラブでの銃撃戦。

暗闇とネオンライトの中で、ジョンが次々と敵を仕留めていくシーンは、まるでアートのような美しさがあります。

キアヌ・リーブス自身が長期間のトレーニングを経て演じたリアルな動きにも注目です。


3. 見どころ2|裏社会を描く緻密な世界観

『ジョン・ウィック』では、殺し屋たちの裏社会が独自の文化やルールを持つコミュニティとして描かれています。

その中心に位置するのが「コンチネンタルホテル」。

このホテルは、殺し屋たちが利用する中立地帯であり、掟を破れば命の保証はありません。

映画の中で描かれる通貨「金貨」や、中立地帯としてのコンチネンタルの存在は、単なる復讐劇を超えて、観客にシリーズ全体への期待を抱かせる要素となっています。


4. 見どころ3|キアヌ・リーブスの存在感

『ジョン・ウィック』は、キアヌ・リーブスが「アクション俳優」として再び注目を浴びるきっかけとなった作品です。
失ったものへの悲しみと復讐の炎を抱えるジョンを、キアヌは圧倒的な説得力で演じています。

特に、セリフが少ない中で感情を表現するキアヌの演技は、ジョン・ウィックというキャラクターを強烈に印象付けています。


5. 豆知識|制作の裏話

  • キアヌのトレーニング: キアヌ・リーブスは、この映画のために射撃、格闘技、運転技術などのトレーニングを数ヶ月間にわたり実施しました。撮影中のスタントもほぼ自分で行っています。
  • 監督のバックグラウンド: チャド・スタエルスキ監督は元スタントマンで、キアヌの『マトリックス』シリーズでスタントを担当していました。その経験が、この作品のアクション美学に活かされています。

6. まとめ|復讐の美学が生むアクションの新たな基準

『ジョン・ウィック』は、シンプルな復讐劇ながらも、スタイリッシュなアクション、緻密な世界観、そしてキアヌ・リーブスの存在感によって、アクション映画の新たな金字塔を打ち立てた作品です。

これから観る人も、すでに観たことがある人も、再びジョンの復讐の旅を体験してみてはいかがでしょうか?